Nポリブックレポート1:読みたいことを、書けばいい。
皆さん、おはこんばんにちは。Nポリです。
最近、本を読みます。読むといっても月に3~4冊程度なので、平均よりもちょっと読むかなくらいなのですが、読んでます。
今回、何を書きたいかというと読んだ本の書評です。
ざっくりとしたポイントも含め、概要を記載します。
概要
タイトル
読みたいことを、書けばいい。
筆者
田中泰延
ポイント3点
①文章における心象と事象
⇒心象:筆者の意見、主張。また、必ずしも事実とは即さないもの
事象:事実。ファクト。揺るがないもの。
ざっくりとこんな感じ。
心象が中心の文章は「小説」など、事象が中心の文章は「ニュース」など。
②誰も書いていないことを書くべし
⇒誰かが書いている内容を、わざわざ書く必要はなし。ならば、読み手でいるべき。
自分にしか書けない文章(個人的な意見、独自の情報)以外に価値は無く、
だからこそ「自分が読みたいと思う文章」を自分で書くのが大事というお話。
(僕はこれが本書のメインテーマだと思っています)
③「調べるが99%」と心得よ
⇒ネットで読まれている文章の9割が随筆。ここで言う随筆とは、「心象」と「事象」の
双方が含まれている文章を指す。
文章において、圧倒的に大切なのは「ファクト」であり、その徹底したファクトの先の
残り1%に「自分はこう思う」と書く。
1%を伝えるための、99%の事実。物書きの99%は調べることなのだ。
非常にタメになる本でした。別にこれを読んで下さっている方が、「こんな当たり前なことを今さら言われても…」と思おうが、僕にはどうでも良いです。読みたいことを書いているので。
我々ファンが知りたいのは
何でもかんでもサッカーに結び付けるのもどうかとは思います。ただ、SHOWROOMの前田さんも「ファクトの抽象化と転用」が大事と仰っていました。
何を話したいかというと、昨今のスポーツメディアについてです。彼らが発信する情報に、どれだけの「事象」が含まれているでしょうか?彼らが書く文章は、誰かに読ませるための文章、いや、「みんなにクリックしてもらうためのタイトル」になっていると思います。もう既に、「文章」すら書いていないと言えます。なぜなら、そこには「我々が知りたい情報」なんて一つも書かれていないからです。
じゃあ、なんでそうなったのかと言うと、インターネット、もっと言うとSNSが普及したことによる影響が大きいかなと僕は思っています。
他者からの承認が誰の目にも分かるような形で具現化されたことによって、「誰かに見てもらうための文章」というのが主流を占めるようになったのでしょう。
※勿論、収益構造上の問題もあると思いますが、専門外も良いとこなので触れません。触れられません。
さて、この文章も「心象」が7割に達しようとしています。「お前は一体、何を学んだんだ」という声が聞こえてきそうなので、そろそろ終わりにしようと思っています。
久々の更新にも関わらず、ここまで読んで頂いた方には多大なる感謝を。
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