あの日見た雑誌の名前を僕達はまだ知らない
皆さん、おはこんばんにちは。Nポリです。
先日僕のTLに流れていた、「推しチームを推すようになったきっかけ」。
高らかに「近日、僕も書きます」と宣言してしまったので、今回書いていこうと思います。
Twitterでは何度も話している内容なので、フォロワーからすると「何だよ、知っているよ」って反応にはなりそうですが…。
サッカーを好きになったきっかけ
さて、僕が好きなチームはイタリアのセリエAに所属する「ナポリ」というチームです。
何故、ナポリが好きなのか?どうしてナポリを好きになったのか?
今回の記事は上記2点が中心になるかと思いますが、先ずは「いつ、そしてなぜサッカーを好きになったのか」という話をしたいと思います。
きっかけは2010年に行われたワールドカップ。南アフリカでの開催だったと記憶しています。それまでもウイイレをPSPとかPS2・PS3でちょくちょくやってはいたので、全く接点が無かったかと言うとそうではありませんでした。
ただ、サッカーの試合自体を見ることは只の一度も無く、どちらかというと当時はNBAを見ることに熱中していたと思います。
そんな中開催された南アフリカ大会。普段サッカーをあまり見ない人も、取り敢えずこの話題には触れるようになります。
僕自身の性格から話すと、決してこういった流行りものに乗るタイプでは無いのですが、あまりにも話題として上がってくるのと、元々ゲームをやっていたことによるハードルの低さから、潜在的に興味が引き寄せられていきます。
そして迎えた日本の初戦。そう、カメルーン戦です。
正直、そもそもみるつもりは一切なく、たまたまいたリビングにて僕以外の家族総出で応援していたのを覚えています。
僕はと言うと、「あ、試合今日なんだ」くらいの感覚です。しかも一切興味が無いので、ゲームしてたと思います。
すると、何やらギャーギャー騒いでいます。「うるせえな」と思いつつ、ふとテレビ画面を見ると本田がワーワー喜んでいます。直ぐにゴールシーンのリプレイが流れます。チラッとだけ見て、またゲームを再開する俺。食い入るように見続ける我が家族。何とも奇妙な光景でした。
ここで終わると「サッカー興味ない人の話」になってしまいますが、話はまだ続きます。
と言っても、この後のオランダ戦とデンマーク戦は未視聴です。本当に興味ない人ですね。
ただ、この間も僕が所属するコミュニティではサッカーの話が止まりません。最初はハイライトすら見なかった僕が、デンマーク戦が終わる頃には他国のハイライトを朝のニュースで見るようになります。なんとなく、日本がグループリーグを勝ち上がったことも理解し始めます。
そして迎えるのがパラグアイ戦。p.k.a駒野が爆誕した試合です。この頃にはすっかり盛り上がっていたNポリ。試合時間にはしっかりとテレビの前にスタンバっていました。
正直、試合内容は覚えていません。唯一印象に残っているシーンと言えば、終盤に本田が放ったシュートとp.k.a駒野くらいです。ただ、僕をサッカーにハマらせるには充分すぎるほどの激闘でした。
それからは狂ったようにウイイレをやる毎日。今まで見向きもしなかったマスターリーグですが、ワールドカップを機にチェルシーで始めたのを覚えています。理由はドログバが好きだからです。
また、当時はまだまだスマホというものが普及していない時代(僕も存在を知りませんでした)。インターネットを使う術と言えば、一家に一台のパソコンからアクセスするのみ。
情報の取り方としてはテレビや雑誌などのメディアがまだまだ主流でした。僕も例に漏れず、某99FCや深夜にやってたCLのハイライト(戦術の解説も付いてた)、欧米かっ!と怒号が飛び交う番組を連日見て過ごしていました。この頃にはもう、どっぷりとサッカーにハマっていたと思います。
そして、運命の出会い
こうして徐々にだが、サッカーのなんたるかを分かり始めたNポリ氏。
民放でのサッカー番組にてキャッチできる情報にも限りがあるため、絶対量を増やすために雑誌に手を伸ばし始めます。
選ばれたのはWSD。たしか隔週での発売だったかと思います。
雑誌の特徴的には、「各クラブの移籍情報」だったり「注目の若手情報」なんかが多い雑誌ではあったので、選手に関しての知識はかなり増強されたかと思います。
そんなこんなで時は流れ、翌年の12月頃。CLのベスト16が確定する時期です。
WSDでも、ベスト16に進出するチームを紹介する記事が組まれていました。
パラパラとページをめくり、情報を頭に入れるNポリ。
すると、こんなワードが目に飛び込んできます。
‘三銃士’
最初は「ん?」と思いました。三銃士という言葉を聞いて、NBAが好きな人であれば「ボストン・セルティックス」を思いついただろうし、陰キャであれば「ラーメン三銃士」を思いついたのではないでしょうか?僕は勿論、前者です。
このワードがとにかく気になって、穴が開くほどそのページを読み倒したのを覚えています。
このページに書かれていたチームこそが、「ナポリ」だったという訳です。
最初はライトに
ここからは毎週、ナポリの試合結果を確認する日々が続きます。
この頃にはスマホが普及し始めており、簡単にインターネットへアクセスできる世の中に。
最初はヤフーで、徐々にGoal.comを利用し始めます。
ただ、まだまだナポリの試合を見れるような環境には無かったことも確かで、「試合を見れないもどかしさ」みたいなものは随時感じていました。
そんな中でも、EURO2012をがっつり見たり、高校のクラスでサッカーブームが起こったり(丁度ザッケローニジャパンの時で、日本でも大きく盛り上がってた時期)とサッカーに対する熱は高まり続けていました。
今に至るまで
そんなこんなで大学に入学。しばらくはライトに接していましたが、16-17の最終戦で事件は起きます。
ナポリの最終戦が終わり、16-17シーズンの勝ち点が確定。暫定で2位につけており、3位のローマとは2差。当時は2位までがCLにストレートで出場、3位はプレーオフ、それ以下は来るなという厳しい条件でした。
そんな中で迎えたローマの最終戦。相手はジェノア。「これは見なければといけない」と、眠気眼を擦りつつ観戦したのを覚えています。
先制はなんとジェノア。浮かれて踊っていると、ジェコがすぐさま同点弾をお返し。そのまま前半は終了。
このままいけばナポリが2位。「頼むぞジェノア…」。後半が始まります。
先制パンチはローマ。デ・ロッシが魂の一発。「やめてくれ…」と泣いていると、すかさずジェノアも返し同点。自分以外、誰もいない自室でブレイクダンスを披露している間に時間は進みます。
ただ明らかにジェノアの分が悪い。「早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ…」。
後半90分に勝ち越し。どっちがとは言いません。
挙句の果てにTwitterの名前とプロフ画像を変えるハメに。
この事件を機に、ナポリへの愛がより一段と深まったのは間違いありません。
そうして今に至るという訳です。
さて、割とフルバージョンでお送りした今回。
特にサッカーをやっていたわけではない僕が、ナポリというマイナーチームとどのように出会い、惹かれ、愛するようになったかを分かって頂けたのではないでしょうか。
一つ一つのきっかけはくだらなく、些細なことかもしれませんが、線となって今に繋がっているのもまた事実でしょう。
この記事が、そんな小さなきっかけを生み出せる、そんな存在になれることを願っています。
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